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ミッドウェイの位置・地質的構造と 北西ハワイ諸島の生い立ち |
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ミッドウェイの位置
たくさんの日本人観光客が訪れるハワイ。しかし、その北西2,100kmにわたって、島が生まれて以来2千万年以上、人の住むことのなかった小さな珊瑚礁の島々、北西ハワイ諸島が連なっていることは意外に知られていません。この諸島の長さは、ホノルル〜日本間の距離の1/3に及びます。 ミッドウェイ環礁は、そのほぼ北西の端、日付変更線近く北緯28°西経177°に位置する周囲30kmの小さな環礁です。環礁内にサンド島、イースタン島、スピット島があります。現在、人が常駐しているのは、サンド島のみです。実際には北西にあるクレ環礁がハワイ諸島の北西端です。 現地時間は、ハワイより1時間遅れ(UTC-11h)。日本時間-20時間、日本の深夜0時が前日の朝4時になります(ミッドウェイ海戦の各種記述では3つの時間が入り乱れますので、ご注意ください)。 北西ハワイ諸島は、しばしばホノルルから日本へのフライトの途中見ることができます。
ミッドウェイ環礁の構造と地質学的歴史
ミッドウェイ環礁の構造ですが、一見珊瑚礁でできた小さな島に見えますが、実は海面下約150mに山頂のある火山島のなれの果てです。海洋底から測れば4000m級の大火山島と考えることもできます。火山島の本体は火山として噴出された溶岩が固まった玄武岩から成り、その上に珊瑚礁や貝殻が堆積した石灰岩層が覆っています。下図をご参照下さい。
[図1、準備中^^;] ←プレートは北西方向へ↑ホットスポット(現在はハワイ島付近に位置) 古ミッドウェイ島の誕生(約2,800万年前)
↓約2,800万年経過 ↓ 1. プレートに乗って北西へ移動するとともに、ホットスポットをはずれ火山活動を停止 ↓ 2. 島自身の重さにより沈降、海水、雨水による侵食、珊瑚礁が発達→海面下へ
[図1、準備中^^;] 相当にいい加減な現在のミッドウェイ断面図
ハワイ諸島の生い立ち
ミッドウェイ環礁の地質的歴史は、ハワイ諸島の生い立ちを代表するものです。 ハワイ諸島の地下、マントル深部に「ホットスポット」と呼ばれる数千万年に渡ってマグマを供給している場所があると考えられています。現在は、ハワイ島付近にあり、現在も噴火を続けるマウナロア火山とキラウエア火山、および、現在海底にある(いずれ島になるかも知れない))ロイヒ火山にマグマを供給しています。 噴出されたマグマは、固化して玄武岩となり、島を生成していきます。ハワイ島は現在その過程にあります。 一方、生成された火山は、「プレート」(地殻およびマントル上部)に乗っており、1年間に約10cm北西へ移動しています。火山とホットスポットの位置がずれて、火山活動が停止し、その南東側に新しい火山活動が開始されます。こうして、約100万年ごとに新しい火山島が生成され、ハワイ諸島の約3,000kmにわたる長い島の列が生み出されました。ハワイ島の年齢は50万年、カウアイ島で500万年、ミッドウェイ環礁は2,800万年ですから、クレ環礁、ミッドウェイ環礁が長い歴史を持つ、ハワイ諸島でも長老格の島であることがわかります(その先には天皇海山列が続きます)。 火山活動が停止すると、島自体の重さで沈降を始め、雨、海水の浸食も受けて、島は低く、小さくなります。珊瑚礁が発達し、その重さでさらに海面下へ押し下げられ、小さな珊瑚礁の島のみが残ります。
参考文献 池澤夏樹「ハワイイ紀行(完全版)」 ピクチャーアトラスシリーズ「絵で見る地球大図鑑」 (よりp.18「溶岩の噴出」) 同朋舎出版 2,893円+税 ISBN4-8104-2116-3
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